「シードルの本場」行ってみた その5 シードル街道
2019/11/13(水)
「シードルの本場」行ってみた その5 シードル街道
投稿日:11月 13日
こんにちは!
シードル工房準備室の渡部です。
更新に時間が空いてしまいまして、ごめんなさい。
今までの記事はこちらです。
「シードルの本場」行ってみた その1 ロンドン市内
「シードルの本場」行ってみた その2 Cider Museum
ところで、皆さん!
シードル街道ってご存じですか?
さすが、フランス。
シャンパーニュには、シャンパン街道があり、
そこには、モエ・エ・シャンドンの工場と
ドン・ペリニヨンの銅像があったり、
街にはシャンパンボトルのオブジェがあったりと、
こちらはかなりメジャーですが、
(こちらも行ったんですけどね♥)
シードル街道もあるんです。
どんなシードルが待っているんでしょう♥
その様子をご紹介しますね。
ノルマンディー地方のペイドージュ地区に
シードル街道と呼ばれる
シードル醸造所が集まった地区があります。
前回紹介したデュポンもそこにあります。
広大なリンゴ畑が広がっていて、
街道を巡ると、
シードルを醸造している農家が点在しています。
かわいらしい建物ですよね。
小ぶりなタンクや熟成用の樽もあります。
こちらのシードルは、リンゴは無農薬、
添加物もなしだそうです。
イギリスのサイダーに比べて、
フランスのシードルは醸造期間が長いこともあり
濃厚でりんご感を感じます!
小人数で農業と醸造を行うので、
リンゴの木を機械で直接ゆすって
リンゴを落とすそうです。
なので、木にはこんなガードが。。。
醸造機械も周辺の農家とシェアしている
とのことで、
効率的な農業と醸造をやっている印象です。
でも、作り方はクラシカルで昔ながら。
味も、農家により個性が出ていて、
楽しい♪です。
後継者についても聞いたのですが、
どこの醸造所も年配の方が多く、
街からも遠い場所のため、
若者はパリに出ていってしまうそうで、
青森と同じ悩みを持っているそうです。。
途中、ブーヴロンアンオージュ村で食事をしました。
ノルマンディー地方の美しい村ということで知られている村です。
かわいいクレープリー♪みっけ♥
お食事を頂くことにしました!
もちろん、そば粉を使ったクレープ(ガレット)と
シードルを合わせます♪
こちらでは、グラスではなく、
シードルボウルで頂きます。
これが合うんですよ~。
ガレットとシードルの組み合わせは、最高です!
国内でもガレットが食べられるお店、
増えてきてますよね。
「ガレットとシードル」
試して損はないですよ。
さて、ヨーロッパのシードル事情を
何回かでご紹介してきました。
実を言いますと、
私たちがシードルを作り始めたときからの願いとして、
青森にもシードル街道を作って
「日本中から、世界中から、
シードルを飲みに青森に来て欲しい」
という想いがあるんです!!
青森県内にもシードル醸造所が増えています。
春と夏に青森のリンゴ酒の
飲み比べイベントも行っています。
リンク:https://a-1grandprix.localinfo.jp/
是非、青森にりんご酒、シードルを飲みに来てくださいね。
新たなシードル工房についても
お知らせしていきますね。
それではまた!