「シードルの本場」行ってみた その3
2019/8/17(土)
「シードルの本場」行ってみた その3
投稿日:8月17日
更新日:9月3日(リンク更新)
こんにちは。
シードル工房準備室の渡部です。
私たちは、シードルを作り始めて9年以上経ちました。
創業当時は、「シードル」と言っても通じなくて、
「なにそれ?」と言われまして(涙)
「りんごでできたスパークリングワインですよ」
と説明して売っていました。
今は、「シードル」で通じますし、
興味を持ってもらっている方が
増えているのを実感します。
うれしいです❤
さて、前回に引き続きイギリスHerefordに
行ったことを書きます。
立ち並ぶシードル工場を見学した様子です!
今までの記事
「シードルの本場行ってみた」その1 ロンドン市内 はコチラへ
「シードルの本場行ってみた」その2 Cider Museum はコチラへ
「当社のシードルの作り方」が知りたい方はコチラへ お願いします。
■目次
1.工場見学①
Cider Museumで「お勉強」の後は、
実際に工場見学です。
(今回も英語ヒアリング能力の限界により
恐らく・・・な感じでお伝えします!)
この工場は、農園に囲まれたテラスがありました。
気持ちいいですね☆
しかし、のどかな風景はここまで。
工場内に足を踏み入れると。。。。
ばばーんと、巨大なタンクがそびえ立ち、
樽生シードル用の「樽」が
フォークリフトで次々と運ばれていきます。
うーん。工場。まさに工場。
でも、この樽生の数には圧倒されます。
イギリスは「パブ文化」がありますので、
樽生シードルの需要が多いのが
うかがえますね。
タンクは外に置いたままなので
温度管理はされていないようです。
写真だけ見ても、何の工場だか
わからないですね~。
屋内には、熟成用の
巨大なオーク樽もありましたよ。
このメーカーと比べると、
私たちは、
低温での醸造ですし、
樽熟成は一部商品を除き、していません。
このメーカーのシードルは、
フルーティというよりも
複雑な味わいです。
作り方の違いが味の違いに
でているような気がしますね。
2.工場見学②
2件目のシードルメーカー突入です☆
素敵な建物がお出迎えです。
中も素敵です❤
こちらで、食事も楽しめます♪
シードルに漬けたお肉を
リンゴのソースと合わせて。
もちろんシードルと一緒に♪
シードルと食事を楽しめるっていいですよね~。
工場見学は、おそろいのキャップと
ビブスを着用して行います。
(ちょっと楽しい♪)
ここからは写真不可でしたので、
文章だけとなってしまいます。。。
(ここから先はちょっとマニアックです)
このメーカーは、
自社農園でリンゴを栽培、収穫。
リンゴを収穫したら自社で果汁にして、
濃縮還元をかけるそうです。
(年間を通じて、良い時期のリンゴを使って、
安定的に醸造するためだと思います)
タンクは屋内で温度管理装置がついていました。
低温での醸造をしていますね。
酵母は、シャンパンと同じものを
使っていて、樽熟成も行っていました。
またまた試飲の時間♪
説明(もちろん英語)を聞きながら。。。
フルーティな味わいです♪
飲み終わってから写真撮りました。すいません。
2つのシードルメーカーを見ましたが、
複雑な味わいにするのか
フルーティな味わいにするのか
作り方も違いがあるように思いました。
このメーカーで印象的だったのは、
タップ(蛇口)からシードルをタンク型容器で
買っていくことです!
みかんジュースが出る蛇口ではなく
シードルが出る蛇口。
これも楽しい♪
イギリスでは生活に根付いた
シードル文化を体験できました。
さて、次回はフランスへ!
フランス編もお楽しみに♪
つづき、フランス編
(アップルブランデーの本場行ってみた)
はこちらへ