シードルとは?成り立ち、おすすめ、飲み方を詳しく紹介します【青森人が語ります】
2020/11/25(水)
● シードルって聞いた事あるけど何? ● シードルの飲み方が知りたい。 ● 青森のりんごで作ったシードルってあるの? |
こんな疑問にお答えします💡
生産量日本一の『青森のりんご』で作る、フレッシュなお酒を飲んでみませんか?
ビールやワインは良く聞くけれど、シードルはあまり聞いた事が無い方も多いと思います。
この記事では、”シードルは聞いた事があるけれど、どんな物かわからない” という方に、
● シードルとはどんなもの? ● おすすめの飲み方 |
以上2つをご紹介します。
💡この記事を書いています! |
りんご果汁で作るお酒『シードル』の魅力を青森から発信している葛西と申します。 私たちが運営するA-FACTORYにはシードルの工房があり、実際にそこでりんご果汁を絞り、発酵させ、シードルを作っています。 日々、シードルの工房長や、同じくA-FACTORYにあるレストランのシェフとも情報交換をしています。 今回はそのエピソードの中から、シードルとは何かという事と、おすすめの飲み方等をご紹介します。 |
シードルって何?
『シードル』とは、りんごから果汁を絞り、発酵させて作るお酒の事です。
世界的にもポピュラーなお酒で、かつては水代わりとして飲まれたり、もちろん食事と一緒に飲まれたりするなど、様々なシーンで楽しむことができるお酒として、フランスやイギリスではごくごく一般的なお酒として有名です。
そもそもシードルは、フランスで生まれたお酒です。
当時、フランスではぶどうから作られるワインが良く飲まれていました。
りんご栽培が活発なノルマンディー地方、ブルターニュ地方ではシードルの醸造が活発になり世界中に広がりました。
日本では、明治時代からりんごを使ったお酒の醸造が始められ、1954年に青森県の弘前市で初めて本格的にシードルが作られました。
昨今は、国内醸造メーカーのシードルが世界各地の品評会で受賞され、評価されつつあり認知度も少しずつ向上し、国内での普及を続けています。
私たちの運営するA-FACTORYでは、2010年からシードルの製造、販売を始めました。
日本一の生産量を誇る、青森のりんごだけを使用したシードルです。
●シードルは飲みやすい
シードルは飲みやすいお酒としても有名です。
スパークリングワインは、アルコール度数が11度~12度の物が一般的ですが、シードルは大体がアルコール度数9度以下です。
また、アルコール度数の違いによる甘さ、辛さの種類も非常に多い事が特徴です。
シードルはりんごの果汁を使っているのでフルーティーさもあり、炭酸ガスも入っていますので果汁の風味と合わさってフレッシュ感も感じる事が出来るお酒です。
私たちのシードル工房では、主に3種類のシードルを作っています。
アルコール度数が3%で甘口のスイート、5%のスタンダード、7%で辛口のドライの3種類を醸造しています。
●シードルは健康・美容にも良い
シードルは、健康や美容にも良いと言われています。
原材料に小麦を使用していませんので、グルテンフリーである事、またプリン体もほぼ0と言われています。
更に、りんごの皮に近い部分に含まれるポリフェノール成分も多く、様々な効果が期待できます。
私たちの醸造工程では、りんごの皮を含めて、りんごまるごと果汁を絞っています。
りんごの栄養素を余すことなく、お酒に使っているのが特徴です。
シードルのおすすめの飲み方
先程、シードルはりんご果汁を絞り、発酵させて作るお酒という事を紹介しました。
次に、シードルのおすすめの飲み方をご紹介します。
基本的には、冷蔵庫で冷やした状態でお飲み頂く事がおすすめです。
世界には氷を入れる飲み方、温める飲み方、など様々な飲み方がありますが、A-FACTORYのシードルは冷やしてビールやハイボールのようにカジュアルに飲んでいただくことをおすすめします。
更に、私たちの3種類のシードルが、それぞれどんな方におすすめ出来るか、また、おすすめの飲み方をご紹介します。
① スイート(甘口・3%)
スイートは、普段から酎ハイやカクテルなど、普段から甘めのお酒を好まれる方におすすめします。
理由は、アルコール度数が3%で一番甘く、フレンチレストランでは甘いワインとスイーツを楽しむことが多いからです。
食事との組み合わせ(マリアージュと言われます)は、チョコなどのお菓子と一緒に楽しんで頂く事をおすすめします。
女子会だったり、アフタヌーンティーの様な使い方にもおすすめです。
② スタンダード(レギュラー・5%)
スタンダートは、一番最初のシードルとして試してみたい!という方におすすめします。
理由は、スタンダートはアルコール度数が5%と甘口、辛口の中間でバランスが良く、一番『りんごらしさ』を感じられるシードルだからです。
バランスが良い事から、食事との組み合わせは基本的に何にでも合いますが、私たちの実際の感想や、ヨーロッパの食事シーンを参考にするとお肉料理との相性が良く、おすすめできます。
③ ドライ(辛口・7%)
ドライは、普段辛口のワインや日本酒などを好まれる方におすすめします。
理由は、ドライはアルコール度数が7%で一番辛口だからです。
フルーティーっぽさはあまり好きじゃないけど、りんごの風味を味わいたい!という方におすすめです。
食事との組み合わせは、甘みが抑えられているため食材の味を邪魔しないという理由から魚料理と一緒に楽しむ事をおすすめします。
シードルは自分に合わせて選べます。
今回はりんご果汁で作るお酒『シードル』について、成り立ちや飲み方、おすすめの飲み方を紹介いたしました。
シードルはりんご果汁を絞り、発酵の過程で甘口にも、辛口にもする事が出来ます。
そのため、ご自身に合わせて普段飲まれているお酒だったり、今日の気分だったり、食事との組み合わせから甘口~レギュラー~辛口と、種類を選んで楽しむ事が出来るのが特徴のお酒です。
また、私たちのA-FACTORYシードル工房では同じくりんご果汁から作りますが、アルコールが入っていない『アップルソーダ』という商品もあります。
こちらも、青森県産りんごのフレッシュやフルーティーさはそのままに、アルコールが不得意な方にもお楽しみ頂けます。
聞いた事はあるけどシードルってなんだろう、どんな飲み方があるんだろう、どんなところで飲めばいいんだろう、と気になっていた方の参考になれば嬉しいです。
今回紹介させて頂いたシードルは、私たちの運営するA-FACTORYや、オンラインショップからも購入する事が出来ます。
A-FACTORYでは少量ずつ楽しめるテイスティングバーという機械がありますので、実際に少量を飲んでみてから、お気に入りのシードルを購入という事も可能です。
もちろん、ご購入頂いたシードルはラッピングや発送も承りますので、ぜひお気軽にスタッフにお申し付け下さい。
また、青森まで行けないよ!という方はオンラインショップでお買い求め頂けますので、よろしければお試しください。
■A-FACTORY(エーファクトリー)
〒038-0012 青森県青森市柳川1-4-2
🕒9:00~20:00
☎017-774-0077
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